SNSを見ると素敵な人、体験、モノが溢れていて、いい刺激を受けて自分の生活に活かそうと思っているはずが、ふとした時に「あれ、SNSばかり見ていたら心が疲れているし、時間がなくなっている」と感じることがしばしば。
そんなことを繰り返してきた私が今まさに心がけて実践していることは、情報の優先順位を意識する、SNSを受動的に見ない、SNSに触れる時間を制限する、というものです。
受動的なSNSとの関わりを主体的にすることで、自分の心と時間に余裕ができて、他人ではなく自分の人生に集中していきたいと思っています。
SNSで癒されるはずが、なんだか疲れて時間が無くなっていく恐怖
何かを知りたい時や疲れた時、やる気を出したいときにふとSNSをみてしまいます。
少し見るだけであれば、学びがあり、癒されたり気分転換になったりしていいのですが、気づくとなんだか疲れてしまっていて、今日という貴重な時間が過ぎていくことに恐怖を覚えてしまうことがあります。
SNSの仕組み上、脳にドーパミン中毒の症状を起こすようになっているとは知っていますが、それを何度も、頭では理解していながらも繰り返してしまうことに恐怖と自己嫌悪を感じていました。
SNSは、きちんと使えればとても有効なツールだと思っています。
・人と簡単につながることができたり(まずは電話して、メールして、、、という手間を減らせる)
・離れた場所にいる友人の近況を知ることができたり(元気にしていることだけでもわかれば、嬉しい)
・仕事に使用できる(SNSを使って個人が仕事をすることが容易になった)
SNSはこれからの人生においても、ずっと付き合っていく有効なツールだからこそ、デメリットをなるべく減らすために、今の私が実践していることをご紹介します。
情報をただ受け取るのではなく取りに行き、アウトプットする意識
情報を得る手段は、何もSNSだけではありません。自分の経験や他人の経験、本など、他にもあります。
情報は人生に活かしてこそ、価値があるもの。なのにただただ流れてくる魅力的な情報に気力と時間を奪われていました。
なので、私が情報に触れるときには
・「調べたい」という気持ちがある時にだけ、時間を決めて調べる
・インプットした情報は自分の言葉でアウトプットして再定義する
ということを心がけています。
具体的には、ノートに情報を整理して、さらに自分の言葉で「つまり~~。私は~~と行動する」とまとめて、できれば人に話す。ということを意識しています。
すると、「調べたい」と思った情報について深く調べることができ、他の「魅力的だけど、気を散らしてしまう情報」に時間を奪われることが減ってきました。
調べて再定義していると時間を使うので、SNSに触れるのが同じ時間でも自分の中に残るものも増えてきて、毎日の生活が受動的でなくなったことによる安心感を実感しています。
SNSに触れる場所と時間を制限して、不要な通知を外す
ただ「SNSから離れよう」と思っても、意志力だけに頼って実行することは難しいです。
世界の名だたる大企業が科学者たちを雇って作り上げたドーパミン中毒の仕組みに、単なる素人が意志力だけで対抗しようとしても土台無理な話です。
何とか実行しても、たくさんのエネルギーが必要で疲れてしまうので、継続できません。
なので一日のなかで情報を調べる時間を事前に決めてしまうことも効果的です。
私の場合は朝・昼・夜の30分だけスマホに触れてLINEの通知を確認するようにしています。
そして、残り時間だけその他のSNSを見ていいようにしています。
もちろん、時間が足りないときもありますが、続きはまた今度。そうやって制限しなければ元通りになってしまう恐怖を原動力に制限しています。
それでもSNSが見たくなった時、ふとスマホに手が伸びそうになった時、私の意志力に頼らない対策は
・スマホの通知をオフにする
・スマホを別の部屋に置いておく(手を伸ばせば届く距離には置かない)
・スマホに付箋を貼って、使用時間を意識する(スマホを見る手間を増やす)
・他のことで気を紛らわせる(散歩、ジム、読書、手帳タイム、部屋の整理、料理など、自分にとって重要で夢中になれることをする)
・それでも見たい時は時間を10分と決めて見て、別のことをする(欲求を解消する)
このようなことをしていると、だんだんとSNSと距離を置いて接することができるようになってきました。
SNSはあくまでツール、私の幸せはリアルでしか感じられない
いくら魅力的な情報でも、それを見ているだけでは自分の幸福にはつながりません。
私の人生にとって大切なのは、「他人の幸せなSNS」ではなく「リアルで、私自身が心から幸せを感じるもの」です。
他人の幸せは、他人のもの。わかっているはずなのに、そこに自分の幸せのヒントを求めて時間を浪費してしまい、リアルな人生で行動を起こさずに「幸せな経験」を得るチャンスをたくさん逃してきました。
SNSは自分の人生に集中していくためのツールの一つ。そう意識して、今後もSNSと節度ある付き合いを意識していきたいと思います。
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