【伝える】母の日・父の日は、モノではなく言葉を送りたい

こころ

みなさんは、父の日・母の日にプレゼントを贈ったりしていますか?
私の両親は二人とも数年前に大きな病気をしたこともあったのですが、ありがたいことに今は元気で過ごしています。
今まで母の日・父の日は、なにかいいモノがあれば渡し、なければ「いつもありがとう」と言って過ごしてきました。
けれども、退職したこともあり気持ちの余裕ができたことで、今までできていなかったけれど、きちんと感謝の気持ちを伝えたい、と思うようになりました。
両親が病気をしたときに「もっといてほしい、まだ何もできてない」と後悔したので、恥ずかしいけれどその一歩を踏み出してみようと思いました。

断捨離中の両親、喜びそうなモノが見つからない

私の影響かはわかりませんが、両親も少しずつ自分の持ち物を見直すようになっています。
余白スペースがあることで管理コストが減り、快適な生活を送れたり、新たなものに挑戦したりとモノのない生活を楽しんでいます。

そんな両親が喜ぶモノとして、消えモノである食べ物も考えましたが、二人とも小食で食の好みも変化しているので、なかなか何が良いかわかりません。
折を見て「欲しいモノはない?」と聞いても「特にない」という返事。

モノよりも、スマホや投資の設定など、困ったときに助けてくれればいい、という二人に甘えて、これまでは「いつもありがとう」の言葉だけ送っていました。

いつまでも伝える機会があるわけではないからこそ、感謝を伝えたい

数年前、両親が同時に大きな病気となり、もう会えないかもしれないという恐怖を味わいました。
幸い二人とも今では元気に生活できていますが、あの時に「もっといてほしい、まだ何もできてない」と、現状の関係性を変えたいと思ったけれど、仕事が忙しく心の余裕がないまま、思うように気持ちを伝えられずにいました。

そして、今年の3月に退職したことで心の余裕が生まれ、「今年こそは気持ちを伝えたい」と思いました。
今まで「いつもありがとう」だけだったので、改めて、なんと伝えたらよいか、悩みました。
文章にしてみると気恥ずかしくて、キャラじゃない、と言われるかもと怖気づきそうになりました。
でも、伝えなかったら後悔することは間違いないですし、イベントの力を借りることで恥ずかしさを紛らわそうと、最後は勢いで伝えました。

イベントの力を借りて、恥ずかしくても伝えていこう

結果、二人とも恥ずかしがりながらも「こちらこそありがとう」と温かい言葉を伝えてくれました。
伝える前は「やらないと後悔する、けど恥ずかしい」となかなか行動できずにいましたが、勇気を出して行動してみると、二人が本当に喜んでくれているのが伝わって、本当にうれしかったです。
当たり前ですが、感謝していても、伝えなくては、家族のような近しい人でも伝わらない。
「家族だからわかってくれるだろう」と甘えていては、いつか伝えたい時に伝えられない後悔をすることになる。
そう学んだから、イベントの力を借りたりしながらも、伝えたいと思った時にきちんと伝える行動を今後もしていきたいと思いました。

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