私の夫はミニマリストです。
夫との暮らしも3年目、最初は私と異なる考えと行動に戸惑うばかりでした。
けれど、その思考と行動を観察しているうちに、マネしたい!と思うようなことがたくさんありました。
例えば、「ちょっと気になる」ものに対する反応。新商品が販売されたり、近所に新しお店が出来たり。
私は「何かの機会に」と後回しにしていたのですが、夫は「今日か、次の休みに行く」を実行。
その繰り返しが、日々の頭の中の量量に差を生じさせていたと気付きました。
ちょっと気になる、は即確認・即行動
夫は色々はものに興味を示して、しかもそれをすぐに確認します。
気になることがあればすぐにスマホで調べて、気になるお店があればすぐに行って、気になる商品が販売されたらすぐに買って。
しかも、一度確認したら次にまた新しく興味を持つものを試すのです。それがなければ、今まで試した「良いもの」をリピートします。
最初は、そんなに消費したり行動していたらお金と体力がなくなってしまうのじゃないかと、心配していました。
私は基本的に気に入ったものをストック買いしてリピートしますし、気になるお店があっても「なにかのついでに」と「そのお店に行くためだけの外出」というようなことはせずに、体力温存の方に重きを置いていました。
なので、夫の即確認の行動を「体力があっていいな」と思いながら日々を過ごしていました。
ちょっと気になる、を積み重ねることによる頭の容量オーバー
一緒に生活していて、なぜ夫はこんなにも行動する体力があるんだろうと疑問でした。
それに対して、私は気になることがあっても、体力がないからと「何かのついでに」行動して体力温存しているはずなのに、日々疲れていくのを実感していました。
そんな夫と自分を比較して、これはパソコンの容量と同じだ、と気づいたのです。
夫は気になることがあればすぐに試して、頭の中から消去しているのです。
反対に私は、気になることをずっとストックして、頭の中が「気になること」で溢れているのです。
なので、重要な思考をするときも、夫の頭の中はキレイなので脳の機能をきちんと使って考えることができます。
私は、頭の中が「気になること」という重要でないことで溢れているので、脳の機能をきちんと使えずに時間と疲労が蓄積していたのです。
夫を見て「ちょっと試して忘れるなんてもったいない」と思っていましたが、私の方こそ「重要でないことに脳のリソースを割いていてもったいない」ことをしていました。
即行動をマネしてみると、頭の中が静かになっていった
今までであれば気になるお店に行くためだけの外出は、しませんでした。
けれど夫に「一人で行ってきて」と言うのも憚られて、一緒に行動することが増えました。
最初は「せっかくの休日だから身体を休めたい」と思うこともありましたが、なぜか次第に行動が苦ではなくなっていることに気づきました。
行動してみると
・「気になること」を確認できるから、もうそのことは考えない
・行動中は身体を動かして色々はものを感じているから、頭の中で色々と考えない
と、考えることが減っていくのと同時に、頭の中が少しずつ整理されていくのを感じました。
そしてまた行動するから、頭の中で騒がしかった「気になること」がさらに静かになっていったのです。
頭の中が静かになると、毎日感じていた疲れが減っていきました。
「考えすぎて行動できない」から「重要なことを考えるために行動する」へ
体力がないから行動できないんだと思っていましたが、違いました。
考えすぎて疲れていたから、行動できなかったんです。
そして、行動することで頭の中を整理できることを体験しました。
同時に、これまでちょっと気になる程度の「重要でないこと」に頭の容量を使用して、「重要なこと」を考える余裕を失くしていたことにも、気づくことが出来ました。
頭の中もパソコンと同じ。ついでに言うと、断捨離も同じ。
気になるものは即確認する、満足する、忘れる(消去)。
そうすることで余白を保つことができ、大切なことに向き合う余裕が生まれると思いました。
まだまだ道半ばですが、行動しないと疲れるという発見をしたので、これから行動せずに考えて消耗して、でも現実は何も変わらない、という悲しいことをなるべく繰り返さずに過ごしたいと思います。
コメント