【自己理解】他人軸で生きてきた私の、自分軸の取り戻し方

こころ

人と会ったり、初めての場所に行ったりすると、楽しくても疲れてしまうことが長年の悩みです。
なぜ疲れてしまうのか、その原因は自分軸がないからではないかと考えていました。
悩んでいた時に、自分軸を持つためには「失敗して当然。1回の失敗であきらめるなんて早すぎる」というマインドで、どんどん行動してたくさん失敗していくことが必要と学びました。
まだ思考のシフトを始めたばかりで、これまでの「失敗したくない」思考のクセは健在ですが、「でも、私は自分の気持ちを大切にしたい」と自分軸を取り戻せるよう意識して選択するようにしています。
これまでいつの間にか抱えていた、たくさんの他人軸を捨てるのは勇気がいりますが、「失敗しても、嫌われてもかまわない」自分軸になれるよう、行動できるよう時間割を使って試行錯誤しています。

他人と違うところを「おかしい」と指摘され続け、自分の気持ちすらわからなくなっていた

誰しも自我が生まれる前、赤ちゃんの時は完全な自分軸です。
「人にどう思われるだろう」なんて考えずに、お腹がすいたり眠くなったら大いに泣いて、夢中になるものがあれば好きなだけ夢中になる、という幼少期を、記憶がなくとも誰しも過ごしたのではないでしょうか。
けれど、成長するにつれ、他人と違う部分を指摘される機会が増えます。
「〇〇ができないなんて変」「〇〇が好きだなんておかしい」等、周囲の大人や友人から、たくさんの指摘を受けてきました。
そんな中で「〇〇ができない私はダメだ」、「〇〇したいけど、おかしいと言われるから止めておこう」と、他人の顔色を伺う他人軸が形成されていきました。

学校の中で、社会の中で、「失敗してはいけない、前例のないことをしてはいけない」とたくさん刷り込まれてきました。
そして「〇〇したい」と思っても、誰かに指摘されることに委縮して行動しなくなり、ついには「私って何が好きなんだろう」と、自分の気持ちすらわからなくなっていました。

失敗したくないから行動しない、の無限ループでメンタルが弱っていった

職場の隣の人が私語ばかりで声が大きいと、仕事に集中できずに辛い思いをしました。
静かな環境であればできるなずなのに、と思うことが何度もありました。
話しかけられることや電話が多くて、冷房が効きすぎて、などなど、「仕事をしたいのに集中できない」ということがあっても、なかなか周囲の人に言えずにいました。
仕事をするために職場に行っているはずなのに、仕事をしたいのに、その障害になるものを伝えて改善できない、という状況を何度も経験してきました。
原因は「そんなことくらい、と思われるかも」という他人軸で考えていたからです。
「改善策を伝えて嫌われてもいい、私は仕事がしたいんだ!」と考えることができずに行動することなく、ただ耐えて仕事をしていました。

似たようなことを、職場、家庭、友人と繰り返すうちにだんだんとメンタルが疲弊して、違和感はあってもどうしたらいいのかわからない、という状況に陥りました。
このまま同じことを繰り返す人生をなんとかしたいと思い、時間をかけてメンタルのケアをするために、ストレス源となっていた仕事を退職することにしました。

「失敗して当たり前。1回の失敗であきらめるなんて早すぎる」という考えにシフト中

私のメンタルが弱っていったのは「失敗するのが怖い、できない自分はダメだ」と行動する前からあきらめて、結果として何も得られていない自分に自信がもてなかったということに尽きると思います。

あまりにも他人軸を優先していて、自分の気持ちがわからないことが多いですが、退職することで余裕が生まれて「時間を浪費したくない」「ジムに挑戦してみたい」という気持ちを感じることができました。
今までは「でも、〇〇できないかも」と、やらない理由を考えてばかりでしたが、退職してやっと手に入れた私の気持ちに蓋をしたくないと思えるように。
やるかやらないかを悩んだり、やらない理由を探す思考のクセを意識して、「行動してから、考えればいい、まずは1か月、行動してみよう」と考えるようになりました。

自分軸でやりたいこと以外は、捨てる覚悟を持ちたい

やりたいという気持ちを大切にして、「まずは1か月」と期間を決めて行動を心がけていますが、そのためには自分の容量を超えないことが大切です。
特に私は疲れやすい自覚がありますが、それは頭の中を他人軸の考えが大きく占領しているからだとわかりました。
他人の要求は尽きることがありません。
「皆に好かれて、役に立つ人」になろうと、たくさんの他人軸を持っていました。

モノの断捨離と同じく、新しいことをしたければ、余白が必要です。
そのためには、今持っている自分軸では重要でないものを、捨てていかなければいけません。
ここがまだまだ私の課題ですが、退職したことでできた余白を使って、行動したいことを時間割に落とし込んで少しずつ整理をしているところです。

今、時間割を使って取り組んでいる習慣化を通して試行錯誤を続けているので、「失敗して当然」と何度も失敗しながら前に進んでいきたいと思っています。

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