退職して、今までにないほどの自由な時間ができました。
最初は自由になる時間を楽しんでいましたが、働いていた時に1時間でできていたことが「退職して時間があるから」という思いで過ごすと、2時間も3時間もかかるようになり、できることが減っていく恐怖心を感じるように。
そんな時に「毎回何するか考えなくていいように、時間割を作ればいい」と思い、1日を5コマに分けて管理するように。
もちろん時間割のとおりに過ごせないことも多々ありますが、「時間が自分の手に戻ってきた」感覚を持てるようになりました。
やっと手に入れた自由な時間が、何も生み出さない時間になる焦り
退職して、はじめてたくさんの自分の時間を持てるようになりました。
最初は自分の体調が悪い時に少し横になれること、平日にゆっくりスーパーに行って買い物をして、手の込んだ料理を作る余裕があること、好きなだけ本を読めること等、これまで時間の余裕がなくて短時間でしていたことやあきらめていたことをすることができて、幸せを感じていました。
けれど、働いていた時に1時間でできていたことが、「退職して時間があるから」という思いで過ごすと、2時間も3時間もかかるようになり、できることが減っていく恐怖心も感じるようになりました。
誰かに強制されない自由な時間は、気が付くと何も生み出さない時間となり、このために退職したのではないのに、と自分を責める日々を過ごしていました。
時間割を作ることで「今日はなにしよう」という悩みから解放された
効率的に動くために「今日はどうしよう?体調は?天気は?夫の予定は?献立は?買い出しは?」と考えることだけでも疲れてしまい、思うように行動できない自分に落ち込んでいました。
そんな時に「したいことがあるなら、時間割を作って、それに集中することで気づけばたくさんのことができる」ということを書いてある本に出会い、さっそく実践してみることに。
まずは時間を1時間ずつにざっくり区切って月曜日、火曜日、水曜日、と曜日ごとに時間割を作っていきました。
そして、実際に時間をどのように使ったのかをスケジュール帳を使って記録してみました。
すると、まったく時間割どおりに過ごすことができません。
また自己嫌悪に陥りそうでしたが、なぜできないかを確認してみると、天気が悪い日は調子が悪い、買い物に行くと疲れてしまいその後集中できない等の自分の特徴もわかってきました。
自分の特徴がわかったら、再チャレンジ。
調子のいい日と悪い日のスケジュールを作り、試行錯誤しているうちに段々と一日のなかでできることが増えていき、少しだけ「時間が自分の手に戻ってきた」感覚を持てるように。
自由な時間を楽しむためにはメリハリがないと、浪費になる
退職して自由な時間を手に入れたからと、その時々で思うように過ごすことはとても楽しかったです。
けれど、そのような時間ばかり過ごしていては、当初感じていた楽しさではなく、時間を浪費しているのではないか、という焦りを感じるようになりました。
「何かをしたい」と思うのであれば、一見窮屈そうに見えますが、時間割を作る等、ある程度の枠を決めないと「きちんと休む」「思いっきり楽しむ」ことにも罪悪感を感じてしまい、メリハリのない代り映えしない日常を送ることになってしまいました。
今後は、自分オリジナルの時間割を適宜修正しながら、自分に合った時間を過ごしていきたいと思います。
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